朝、目が覚めたときの腰の痛みに悩まされている方もいらっしゃるのではないでしょうか? 実は、腰痛の原因は寝ているときの姿勢や布団の硬さが原因になっている場合があります。
そこで今回は、睡眠中に腰を痛めてしまう原因や、腰痛の予防方法についてご紹介します。腰痛に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
1.睡眠中に起きる腰痛の原因とは?
寝起きに腰痛が起きる原因として、代表的なものには以下の4つの原因があります。
・睡眠中の姿勢
・お布団やマットレス
・長時間のデスクワーク
・枕が合っていない
1-1.睡眠中の姿勢が原因
うつ伏せで寝ると楽でリラックスできるという方も多いですが、うつ伏せの状態は腰をそらしている姿勢のため、長時間続けると腰痛の原因となります。
一方、仰向けで眠った場合は腰に負担がかかりにくい姿勢になります。しかし、もともと腰痛を抱えている人の場合、腰に負担がかかり、症状が悪化してしまう原因になります。
1-2.お布団やマットレスが原因
お布団やマットレスが硬いと、肩や腰などの特定の部分に体重が集中しすぎてしまい、血行不良が生じ、腰痛を引き起こす原因となります。
一方で、お布団やマットが柔らかすぎると、肩や腰よりも胴体の部分がお布団やマットレスの中央部分をへこませ、腰が沈んで寝返りをうつのが難しくなり、体重が腰まわりに集中して血行不良を引き起こしてしまいます。
1-3.長時間のデスクワーク
長時間のデスクワークが多いと、立っているときに比べてお腹と足の筋肉が収縮した状態で長時間過ごすことになります。
そうなることによって、足とお腹の筋肉は次第に硬くなっていきます。筋肉が硬くなったままの状態で寝てしまうと、筋肉を伸ばすために腰に負担がかかってしまい、朝、目が覚めたときに腰痛を感じる原因となるのです。
1-4.枕が合っていない
柔らかい枕だと頭が沈むため、睡眠中に寝返りがうちにくくなり、腰の部分の圧力が分散されずに、神経が圧迫されて腰痛の原因となります。
また、枕の硬さだけでなく、高さも重要です。それぞれ人によって枕の高さが異なるので、自分の体に合った枕を選ぶことで腰痛を引き起こす可能性が下がります。
2.自宅でできる腰痛予防方法
ここからは、自宅で簡単にできる腰痛の予防方法について紹介していきます。
2-1.お腹にタオルを巻いて寝る
仰向けに寝たときに、腰にすき間ができる場合は、バスタオルを細長く折ってお腹に巻きつけることをオススメします。巻くときは、なるべくゆるみがなくなるまでバスタオルをしめることがポイントです。最後にガムテープを貼ってバスタオルを固定します。
バスタオルを腰に巻くことによって、布団と背骨の部分を平行に保つことができます。そうすることで、硬いお布団や柔らかいお布団であっても、睡眠中の寝返りがしやすくなるので腰の負担を減らすことができます。
2-2.ヒザにクッションなどを置いて寝る
仰向けに寝た場合、腰がそった状態となるので、腰に大きな負担を与えてしまいます。しかし、ヒザ下にクッションや丸めたバスタオルを置き、軽くヒザが曲がるようにすりと、腰にかかる負担を分散できます。
一方で、横向きで寝るときは、両ヒザの間にクッションを挟むことをオススメします。クッションをヒザの間に挟むことで、腰が安定し、負担を減らせます。
2-3.腰を温めて寝る
腰痛は、患部を温めて血行を促進すると、症状を和らげることができます。寝ているときに布団を何枚も重ねてもお尻や腰まわりが寒いと感じる方は、カイロを貼って寝るのがオススメです。
また、38〜40度前後のぬるめのお湯にゆっくり入ることもオススメです。体が温まるだけでなく、副交感神経が優位になるので、リラックスしてぐっすりと眠ることができます。
2-4.ストレッチを行う
ストレッチを行うと体の筋肉をほぐすことができます。長時間デスクワークをすることが多い方は、筋肉が硬くなり血行不良を引き起こしている場合があります。
そのような方にオススメなのが、就寝前にストレッチを行うことです。ストレッチを行って筋肉を柔らかくすると、腰の負担が少なくなり、腰痛を引き起こしにくくなるのです。
3.まとめ
今回は睡眠で腰痛になる原因について紹介しました。寝起きの腰痛に悩んでいる方は、この記事を読んで腰痛の痛みを改善や、予防をしてみましょう。
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